ベタつきを抑えた特有のしなやかさで、竿を振る歓びすら感じさせる振り込み性能、キレ良く確実に決まる合せ、大ベラをも楽々浮かせる寄せ力と、へら竿に不可欠な三つの要素をバランスよく実現致しました。「マッチ・マイスター」モデル(競技の達人)の勝負竿としてお使い頂けるよう造りましたので、「一枚の差」が勝負の分かれ目となるシヴィアな競技会、攻められ続けて極端に喰い渋る週末の管理釣場などでお使い頂けば、この竿の真価を納得されることと思います。また、「青遊」は「競技に強い竿」ではありますが、「競技のためだけの竿」ではなく従来の「江戸川ファン」の方々にも、抵抗なくお使い頂けます。もう一つこの竿の大きな特徴はその塗りにあります。江戸川工房がその伝統技術に新風を吹き込んで考案した「金疾風塗り」(ハヤテ)がそれです。古くから高級和竿に限って施されてきた「金虫喰い塗り」を、銀青、金、黒のモダンな配色を用いアレンジしたもので、老練な塗師が完全な手仕事で塗りあげて仕上げますので一本一本がそれぞれ違う味わいを持つのが特徴です。「青にて遊ぶ」の名のごとく深みのある色彩の妙を味わい愛でながらの釣りをお楽しみ下さい。中尺をご要望の際は、ご相談ください。