英断 進学、就職、結婚など、私たちは「人生の岐路に立つ」ことがあります。 社会人として仕事上の岐路に立った時、状況を見極め、最善の策を講じていけるかどうかが大切です。その際、本人の判断力や直感力も重要となります。 建設会社を経営するY氏は、会社の命運をかけての大きなプロジェクトに挑むことになりました。長年、受け継がれてきた会社のさらなる発展のために、全社員を奮起させながら、プロジェクトは進行していきました。 ところが、必要人員の確保屋資材調達などの難問が山積し、いよいよ着工という段階で、プロジェクト継続が困難な状況になったのです。 Y氏は躊躇しましたが、心を切り替えて撤退することにしました。苦渋の決断でしたが、今、全社員でできることに専念しようと思い留まったのです。 会社が岐路に立たされた時、その時の決断のよって、方向性が変わっていきます。プロジェクトの撤退は、会社存続の英断だったの違いありません。 岐路に立った時、それは自分を成長させるチャンスだと捉えたいものです。