80年代半ばに『季刊音楽教育研究』に掲載された両者の連載,すなわち山本の「創造的音楽作りとは何か~『サウンド・アンド・サイレンス』を考える~」(資料A1)と坪能の「音楽教育の現代化への道」(資料A2)を契機に,CMMは日本の音楽教育界に浸透していき,次第にさまざまな実践的な試みが行われるようになっていった 山本はCMMの実践のために,85年には音楽教師の松本恒敏との共著『創造的音楽学習の試み~こ 音でいいかな?~』)を出版する.本書はCMMの実践者にとってはバイブル的な存在として,80年代のCMMの実践を支えた.