セラミックス標準物質のお求めはJFCCへ JFCCではファインセラミックスの技術基盤整備事業の一環として各種標準物質を開発し、業界に頒布しています。標準物質とは材料の特性評価方法や製造プロセスの評価法の検証と信頼性の確保などを目的とした共通試料およびセンサーです。 現在、JFCCが頒布している「標準物質」は、その製造データと特性データをテクニカルレポートにして発行しています。このように、標準的な材料と製造データや特性を一体にし、体系化されたものを「オープン・マテリアル・システム(OMS)」といいます。これは、標準的な材料とデータが一体になっているため、様々な材料特性に及ぼすプロセス条件の影響を解析することができます。多くのメリットがある「OMS」は、現在先取り標準化の主流となりつつあります。今後は、さらに研究対象を広げた積極的な展開が期待されます。 JFCCではこの先取り標準化の新しい考え方、オープン・マテリアル・システムの実用を目指して、リファシリーズなどの「標準物質」の開発頒布や、テクニカルレポートの発行にも積極的に取り組んできました。その標準物質の頒布について以下にご案内申し上げます。標準物質頒布品