はかならずしも一直線なわけではありま せん。大腿はやや突き出た形をして

はかならずしも一直線なわけではありま せん。大腿はやや突き出た形をしてい る一方、膝は足の甲、足首の関節前方 へと垂直に伸びています。これは大腿 と下腿の筋肉分布に偏りがあるためで、 大腿骨は大腿の筋肉群にすっぽりと 覆われているのに対し（特に前部の存 在感あふれる大腿四頭筋）、下腿では、 ひ、トくきん 緋腹筋（6. p16）が後部（ふくらはぎ）に ついていて、前部には伸筋、より正確に ぜ人けいこつきん は前月塁骨筋（7、 p]6）があるとはいえ薄 く、そのため皮下の腫骨が見えます。 足は、かかと（腫骨）、足の甲（膨らん そくていき中う だ部分や足底弓）、足指部分の3つに分 かれます。手の親指と同じように足の 親指も2つの指節しかないのに対し、他 の指は小指も含めて3つの指節がありま す（ただし小指の先端2つの指節は非常 にノJ＼さいため、1つに見えます）。 手と同様に足でも、甲の方は骨ばっ ていて、裏側は脂肪に守られています。