I I/v ノ9 が1 下肢ノー 股関節から床まで伸びる下肢は、膝 関節部分で2つの等しい長さに分かれ ます。箱形の骨盤の横側には股関節 だいたい (図1)がきます。大腿骨(図2のグレー 部分)は皮下で触れられますが、ほとん どの場合、皮下脂肪が骨の輪郭を隠し ています。いずれにせよ、屈曲部のしわ から大腿骨の位置がわかります(図引。 大腿部も円錐形で、膝部分で狭まっ ています。本書では大腿部を斜めに横 1まうニうき人 切る線が頻出しますが、これは縫工筋 (1)に相当し、骨盤上部から大腿部を通 り、膝の内側に付着する筋肉です(図 4)。この線を引くことで、大腿部前側 だいたいしとう の主な2つの筋肉、すなわち大腿四頭 き^ 筋(2)と内転筋(3)を分けて描くことが できます。 で人引だいで^きん 啓部の脂肪は大殿筋(4. p16)と一 体となっていて、横から股関節後方にか ぶさるような輪郭を引いて描きます。こ の部分のボリュームは、大腿四頭筋と ハムストリング(5、 p16)へとつながりま す。膝の形は特徴的で、骨の存在感 が際立つ関節部分です。本書では、肘