棚卸資産に関し、当社では毎月一定の条件にて抽出した資産について、「滞留原因」および「処理状況」を調査し必要に応じて適切な処置に努めている。現状の抽出条件は「9か月以上のデマンド情報が全くなく」「過去6か月間の実質的な在庫受払が一切なく」「在庫確保のための保留の指示がない」としており、この範囲を調査対象としている。2020年2月末の在庫金額は全部原価ベースで8,292KUSDであったが、上記条件での滞留調査の対象は485KUSDであった。一方、「9か月分のデマンド数量」と実在庫数を比較すると、これを上回る在庫金額は2,535KUSDに上る。このように一定以上に在庫回転が悪化しているものは、同様に原因を調査し対応を検討する必要があると考えられるが、限定された範囲での滞留調査となっている。【改善提言3】 在庫回転が悪化しているアイテムに関しては、その原因を調査し、必要な処置を明確にして対策を講ずること。