オゾンが溶解した水をオゾン水(溶存オゾン水の通称)と言います。オゾン水は、オゾンと同様に酸化活性が強く、広範な微生物殺菌、脱臭、脱色などの性能を示します。製法としてオゾンガス溶解法や電気分解法があり、0.1〜10mg/Lの溶存オゾン濃度のものが一般的です。流水洗浄により衛生管理や食材の殺菌などに利用されていますが、使用目的によって好適濃度が異なります。溶存濃度は30分で半減するので、製造後速やかに使用することが重要です。詳しい情報は、日本医療・環境オゾン学会刊行の「環境分野におけるオゾン水の利用指針:基礎編」から得られます。