教材として次の四つのものを準備しておく。 ①音探しをするための学校内の

教材として次の四つのものを準備しておく。 ①音探しをするための学校内の地図。 グループごとに担当するエリアを予めグループの数に区切った上で,クラス全員分の枚数を用意しておく。 またサウンドマップの仕上用に,大きなマップを一枚用意しておく。 ②見つけた音を楽音で再現するための様々な楽器 できるだけ多くの種類の楽器を用意する。特に打楽 器については様々なものを数多く準備しておく。 ③基になる題材の映像 題材にする映像は,一般的によく知られた物語をアニメーション化したものが取り扱いやすい。例としては,TVアニメーション「日本昔話」シリーズや,宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」「セロ弾きのゴーシュ」を アニメーション化したものなどがある。映像は,題材 に取り上げた物語の中から,各グループに活動させた い部分だけを抜き出して,音声コードを外して音声を 消した上で映像のみをダビングしておく。ちなみに, 物語の最初から終わりまで全部を対象にして活動させ るのはやや難しいようである。この際,それぞれのグ ループには,そのグループが担当する部分だけを抜き出したビデオテープを渡すようにする。つまり四つの グループで分担する場合は,それぞれ割り当てられた 部分の映像だけをダビングしたビデオテープを四本準 備することになる。 ④題材にした物語のプリント 題材に取り上げた物語の本を準備し,各グループご とに担当する部分を抜き出してグループ構成員の人数 分プリントしたものを用意しておく。プリントは,余 白に音付けやタイムコードなどのメモを書き込んでそ のままタイムシート(台本)にするので,プリントの 上下に余白を十分確保して印刷する。各グループは, このプリントとビデオテープを基にして活動を進めて いくことになる。