ユーモアの効用講演会などでは、講話者が冒頭にユーモアを交えることがあります。すると、場が和み、聞き手との距離が近くなり、話しやすくなるようです。これは氷のような緊張をほぐすところがら始める「アイスプレイク」という手法です。ユーモアは人と人の距離を縮め、人間関係を向上させてくれます。仕事の場面においても、ユーモアを取り入れることで、時には商談がスムーズに進んだり、職場でのコミユニケーションが深まるきっかけにもなるでしょう。とはいえ、<場の空気を壊したらどうしよう>と失敗を恐れて、ジョークを交えることをためらうことがあるかもしれません。大切なのは「場を和ませよう、相手に楽しんでほしい」という話し手の強い意志と姿勢です。間を外して一瞬、苦笑されたとしても、<話を成功させたい><自分の思いを伝えたい>と懸命に取り組む話し手の姿勢は、聞き手に届くはずです。すると、その場は和やかになることでしょう。適切な時や場を考慮し、話の合間にユーモアを取り入れてはいかがでしょう。