素線を端子の穴に引っ掛けるのは、導体を固定するのに適切であるとみなす。(ただし、穴が大きすぎるとNG。)(この要求事項はIEC(Ed.4)のAmd.2で削除された。)"X接続の端子と固定配線の接続用端子は、導体を損傷しないように、十分な接触圧力を持つ金属面間で導体を締め付ける構造であること。"端子は、電線締め付け部を締めたり緩めたりした場合に、下記の要求を満足するように固定すること。 ・ 端子に緩みが生じない。 ・ 内部配線に応力が加わらない。 ・ 絶縁距離が規定値を下回らない。"特別に用意したコードを持つX接続の場合を除き、X接続の端子と固定配線に接続する端子は、撚線のハンダ上げ等の特別な加工等が導体に必要ないこと。ネジ、ナットを締め付けた際に、導体が滑って外れないこと。X接続の端子は、撚線の芯線(8mm)が端子からはみ出した場合、外部金属が充電しないこと。クラスⅡの場合、内部金属も充電しないこと。上記は、アース線にも適用する。X接続の端子と固定配線に接続する端子は、規定の公称断面積を持つ導体のいずれかが接続できること。特別に用意したコードを使用する場合、その端子は当該コードの接続に適していること。X接続用の端子は、外郭の一部又はカバーを取外した後に接触できること。アース端子を含む固定配線に接続する端子は、相互に近接していること。押締め型端子(ピラータイプ)は、穴に差し込んだ電線の端が見えるか、公称ネジ径の半分の値か2.5mmの大きい値以上ネジ穴を通り抜けること。ネジ締め型端子やネジ無端子は、平形平行金糸コードの接続には使用しないこと。Y、Z接続の機器は、外部導体の接続にハンダ付、溶接、圧着端子等を使用してもよい。Y、Z接続のクラスⅡ機器は、ハンダ付、溶接、圧着端子等のみに依存しない方法で電線を固定すること。(ハンダ付等が外れた際に保護絶縁が確保されている場合は、ハンダ付等のみでもよい。)クラス0Ⅰ機器は、保護アース端子を外郭の見やすい位置に配置するか、アース用口出し線を設けること。絶縁不良が生じた場合に充電する可能性のあるクラス0Ⅰ機器とクラスⅠ機器の外部金属は、アース用端子又はインレットのアース極に永久的、確実に接続すること。